平成の大合併により、上田市も1市2町1村により合併し、本日2016年3月6日で10周年を迎えます。
合併時から、市は地域内分権を進め、その最終ステージとなる『住民自治組織』について、市内9地域で設立・検討が行われようとしています。
　本日この3月6日は、私の住む塩田地区自治連総会があり、奇しくもこの総会において、住民自治組織を検討する委員会の設置が承認されました。
　本日の総会では、祝辞を述べさせて頂きました。以下、祝辞の概要です。

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　平成２８年度塩田地区自治会連合会総会の開催、誠におめでとうございます。
最初に塩田地区住民憲章を一部、拝読させて頂きます。
『私たちの「ふるさと塩田」は、美しく山と川といで湯にめぐまれ、豊かな産物と温かい人の心を誇りとする土地です。このふるさとに住む私たちは、この土地を心から愛し、豊かな明るい将来を築いていかなくてはなりません』
　日頃より、自治会役員の皆様には、地域の要望や課題に対してリーダーとして取り組まれると共に、市の取り組みに対しても大変なご尽力を頂いていることに、感謝を申し上げます。
　本日３月６日は、先ほど、市長からもお話しがありました通り、上田市が新たな合併をして１０周年の節目を迎える日となります。また、本日は塩田地域にとって今後の地域内分権を検討するために、スタートを切る日であり、大きな節目である重要な総会であると伺っています。
　さて、昨年行われた国勢調査の速報値が先月発表され、調査開始以来日本は、はじめて人口減少に転じました。
　１９７５年(昭和４５年）４月１日に、旧塩田町が上田市となり４６年。当時の塩田町の人口は、約１６，０００人。そして２００６年３月の新市となった時の塩田地域の人口は、２０，９１６人。この間、約３５年で４０００人以上の人口増となりました。新市合併から１０周年を迎える本年２月の住民基本台帳では、２０，３５１人。この１０年間で約６００人程度、人口が減少しています。しかし、上田市版人口ビジョン等などによると、これからは更に人口減少が加速し、２０４０年には旧塩田町の人口の１６，０００人台まで減少すると予測され、２０４０年までのこの間は、高齢者人口が最も多くなると考えられています。
　只今、開会中の上田市議会3月定例は、新年度予算一般会計約686億円などの予算案や条例などの議案が提出され、先週より、それぞれを担当する常任委員会で審議が行われています。地方創生と共に、新年度予算には、市が進める重要施策の１つである、地域内分権を形にする『住民自治組織』の設立・検討のための予算が提案されています。
　新年度から次の１０年間のまちづくりの方向を示す「第２次上田市総合計画」がスタートし、人口減少社会に向けたこの１０年間の取り組みと共に、上田市を支えるそれぞれの地域の取り組みが大変大重要となります。
自治会役員の皆様には、地元に加え、広い立場で更に重責を担われる方々も多いと思われます。皆様には改めて敬意を表すると共に、私たちもお力添えしていく決意でおります。
ところで、大変好調で、評判の良いＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」の話題は、尽きないと思いますが、私からも1点だけ、皆様ご存知のとおり、ドラマにはこの塩田地区の塩田パノラマラインや自然運動公園がロケ地となり嬉しくなりました。
上田市といえば、表看板は真田かもしれませんが、実は、上田市政を様々な形で支えているのは、このまとまりの良い塩田であり、特に今年は、御柱祭りをはじめ、塩田地域が話題となることが増えると私は思いますが、皆様はいかがでしょうか。
結びに、本日お集まりの皆様とご家族のご健勝とご多幸、全自治会のご発展と塩田地域の振興を祈念し祝辞とさせて頂きます。
本日の総会に、地元の5人の議員をお招きいただきありがとうございました。