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#チャレンジ2030 近い未来へバトンを!安心・安全・ワクワク

カテゴリ: 市政・議会

 9月3日、上田市議会が始まりました。
 本会議初日には、市長提案説明に続き、議案説明に入りました。
 9月定例会は昨年度の決算を審査する大変重要な議会です。
初日の本会議ではつの言葉が大変気になりました。
 まず、市長提案説明から
『地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源の総額について、2018年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保する』(国の地方財政計画から引用し紹介)

 代表監査委員の決算に関する審査意見から
『これまでの事業を再点検し、市が継続して行う事業、民間等に移管すべき事業、廃止する事業など明確に打ち出すべき時期がきている』

市長が紹介した国から地方自治体への予算について、実質マイナスを表す言葉です。
更に、代表監査員の意見は今後決して上田市の財政の見通しが良いものではないことを示しているのではないでしょうか。

 だからこそ、9月決算において議会が行う事業評価が重要になってきます。
最終的に議会が決める(認定)責任があります。

 2018年(平成30年)3月25日の上田市議会議員選挙において、皆さんの応援を頂き3期目の当選をすることができました。
心より御礼を申し上げます。そして4月9日よりこれからの4年の任期がスタートいたします。
 2010年3月の初当選以来、皆さんの心強い応援で、最前線の政治家として、議員として活動して参りました。
2009年(平成21年)初当選からすぐの5月、リーマンショックの影響でハローワーク上田管内の有効求人倍率は0.24倍まで下がりました。 
 政権は旧民主党から自公政権に代わり現在2018年1月のハローワーク上田管内の有効求人倍率は1.73倍まで上昇。
そして、2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災、翌日の長野県北部地震と大きな災害が日本、長野県を襲いました。
 いままで建設関連業に長く会社員をさせて頂き、災害の時に河川や山間部への現地調査のお手伝いや、田中県政時代に建設関連企業の多くが倒産、人員整理、業種転向など経験したことが大きな原動力となってきました。
 そして、会社員を辞めて、議員活動に専念し8年が経過しました。ひとつひとつの市民相談などから上田市を見つめていく上で、いままでとは違う次の4年となることを実感しています。 
 人口減少と高齢化社会はまちづくりに大きな変化をもたらしていきます。財源が減少する中で、公共施設の老朽化について1つ1つの施設への対応を明確化する必要があります。
 今までの価値観の見直しには大きな議論を呼びますが、リーダーにはより決断力が求められることは間違いありませんし、議会の責任も今まで以上に自覚をしなければなりません。
 まずは2030年へ近い未来に活躍している皆さんにたすきを手渡すことができるよう今日を一生懸命活動してまいります。

 平成30年度当初予算(骨格予算)においての歳出内訳は、以下のとおりです。5104feed.jpg

 そして平成の大合併当初、新上田市 平成18年度当初予算の歳出内訳では、以下の通りです。
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 平成30年度は骨格なので対前年、前々年予算と平成18年度を比べると当初予算では、約100億円近くの金額が増えています。
そして、歳出内訳で注目は、民生費です。
 民生費・・生活保護、高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉、母子福祉に関する費用と国民健康保険・介護保険特別会計への繰出金など該当します。
 平成18年度  24.2%→ 平成30年度 33.6%
年々増加が加速することが予測されます。
 そして、下記は、上田市版人口ビジョン(平成27年度発行)
人口減少段階の分析
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2020年~2040年は65歳以上の人口が一定となります。ただしそのほかの人口は減少。
近い未来の世代にたすきを手渡すためにも、安心できるように!

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 よく国と地方はそれぞれ別であり、地方分権だと言われますが、そうではありません。
実際は地方分権ではありません。
国の政策に基づき、地方が実施をする、または手を挙げることで財源が下りてくる比率が高い点にあります。

先週3月1日、上田市の平成30年度当初予算が可決されました。
一般会計は約653億円です。3月の市長、市議会議員選挙がある関係から必要経費を見据えた骨格予算となりますが
平成29年度当初予算と比べると約10億円少ないだけです。
 歳入の状況を見てみます。
市税収入 約31.7%から
特に注目は、国・県からの財源が40%を占めている点です。
  地方消費税の上田市分4.6%・・平成30年度からは人口比率を重視・・社会保障など目的がきまっている
  地方交付税21.8%・・使い道が限定されていない
  国庫支出金9.4%・・国庫補助金・国庫負担金・委託金・・目的がきまっている
  県支出金・・5.5%・・目的がきまっている

 人口減少社会の中で、未来のみなさんにたすきを手渡すために#チャレンジ2030をテーマに、誰もが活躍できる・安心できる上田市を目指して活動をして参ります。
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