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2014年02月

 「あらゆる世代の未来は輝く」ための5項目の一般質問
その2
問:訪問福祉理美容サービス事業の現状と課題について
外出が困難の方に理容師さん、美容師さんが自宅まで出張する
上田市訪問理美容サービス事業の内容は、高齢者のみ、独居又は高齢世帯そして介護度3以上の方を対象に、年6回を上限として、出張費用分1件2000円を補助し、理美容料金は自己負担(2500円)となっています。
この利用条件では対象者は限定的であり、制度そのものについても県内の他市町村と比べて利用しづらいものとなっています。
髪を整えることは、誰もが享受すべき人としての生活習慣です。
そこで、お聞きします。
(第1点) 上田市の利用条件と利用実績から、訪問福祉理美容をどう捉えているのか。県内他市町村の訪問福祉理美容の制度を見ると、
対象者について介護度3以上は概ね共通しているものの、在宅で外出が困難な方を前提に
①介護認定は高齢者に限らない、40歳以上の特定疾病の方も対象になること。
②世帯は独居や高齢世帯に限ってはいないこと。
③年齢に限らず外出ができない重度の障害をお持ちの方が利用できること、④更に利用金額も本人負担を1500円程度にしていること。
(第2点)以上のことについて他市町村と比べてあまりにも違う実態について利用条件と負担額を見直すべきと考えるが上田市の見解はどうか。


答:利用者条件を見直していきたい。

 本日から始まった上田市議会の一般質問初日。
4回連続のトップバッターとなりました。

 テーマ『あらゆる世代の未来が輝くため』の5項目の質問を行いました。

質問の1つ
「乳幼児から成年にいたる発達障がい児・者の支援のあり方」について
私は平成23年12月定例会で、年代、分野にかかわらず継続して情報共有や引き継ぎができる支援ノートを発行し、保護者や成人した本人に配布する考えはあるか伺い、市は個別支援ノートを作成していくとの答弁がありました。
発達障がいは、一人一人症状が違います。子どもの症状についてお母さんやお父さんは保育園から小中学校、高校・大学へ進学するたび、また担任の先生や支援をしていただく方々が変わるたびに一から説明をして理解をしてもらわなくてはなりません。支援ノートは、本人の成長の記録、情報を本人、家族そして関係者が共有できるものと伺って参りました。
(第1点)
①支援ノート制作の進捗状況はどうか
②どのようなノートにしていくのか
③いつごろ発行するのか
また、ご家族、関係者からこの支援ノートが「苦手なこと、できないこと」ばかりを示す『障害の証明』になることではなく、 障がいのことを良く知らない方が、このノートを見て支援の具体的に「こうするとうまくいく」ことがわかるものにしてほしい、との切実な声、将来、雇用や職場研修を受け入れるに当たり、障害が出る場面や症状、本人の得意分野が早くわかればその人に合った対応がしやすいとの障害者雇用に積極的な企業の声に耳を傾けて頂き、支援ノートが子どもの将来を託した保護者の想いとともに、大人になっていく本人が受け継ぐ大切な記録となっていくために、
(第2点)
①支援ノートが成人にいたる時に就労支援のために、本人の自立支援に役立つようになるのか、なるように制作して頂きたいと提案するがどうか、
②成人にいたる課題(就労就職、親からの自立)を上田市はどのように考え、対応するのか、
お聞きします。


答:
★ノート制作の進捗状況:
 発達支援の必要な子ども達に対して、子どもの育ちの記録や、その発達段階に応じた個別支援計画などの支援内容、受診や服薬の記録などの情報が共有できる「個別の支援ノート」を作成し利用することは、その子ども達の周囲の関係者が、共通の認識を持ちながら支援することができ、今後子ども達が社会生活を送る上において大変重要であると認識し、検討してきた。
 今年度は、庁内の関係部署でワーキングチームを作り、上田市版「支援ノート」の原案を作成した。現在、モデル的に支援の必要な子ども達の保護者をはじめ、児童発達支援センターなどの関係者の方々に、実際に記入しながら、内容を検討している。

★いつごろ発行か
関係者や関係機関と、様式や情報の整理を行い、平成26年度の早い時期の完成、配布を目指している。

★どのようなノートにするのか
個別支援ノートの内容は、「子どもの育ちの記録」や「診療や支援の履歴」「生活の記録」など市が作成したシートだけでなく、関係機関での相談記録や受診の際の診療記録など、あらゆる情報を綴じることができるファイル式とし、就園、就学、就労と年代ごとに必要な相談窓口や支援事業などの情報も取り入れた、上田市独自のものになる予定。

★支援ノートが成人にいたる時に就労支援のために、本人の自立支援に役立つようになるのか
上田市の支援ノートは年齢の制限があるのものではなく、個々のケースに応じてさまざまな使い方が可能であるため、たとえば本人の特性や行動パターンに応じた対処法などのシートを、本人と家族・関係者などとともに自由に作り上げることができ、それらを綴ることができるファイルなので就労に際しても活用できるように考えている。

 地域のなかで繋がる支援を目指し、発達支援の必要な子ども達1人1人が、その成長過程において、必要な支援がより良い形で継続されていかれるようにするため、この個別支援ノートが、広く活用してもらえるよう努める。

 アンパンマンのやなせたかし先生ほど『正義』について深く追求された方はいません。
 やなせ先生の言葉に
『正義って、普通の人が行うものなんです。
政治家みたいな偉い人や強い人だけが行うものではない。
普通の人が目の前で溺れる子どもを見て思わず助けるために
河に飛び込んでしまうような行為をいうのです』
そして、
『ほんとうの正義というものは、けっして恰好のいいものではないし、
そしてそのためにかならず自分も深く傷つくものです』

 市議会議員をさせて頂き、多くの出会いがありました。
この出会いが私を普通の人が政治家として活動できる起点となりました。
 
 深く悩み、苦しんで来られた方ほど、心の奥深くに揺るぎない『正義』があります。
その想いをほんの少しでも感じられたら(=同苦できたら)と活動してきた4年間でした。
 まだまだ、ほんの少しまでも到達できていないかもしれません。
 歩み始めたばかりです。

『何のために生まれ、何をして生きる。
わからないまま終わる、そんなのは嫌だ。
何が君の幸せ?何をして喜ぶ?
わからないまま終わる、そんなのは嫌だ』



 2月3日から3月定例会が始まります。10日からは、11日祝日を挟み、14日まで一般質問が行われます。
今回は、改選を控えていることもあり、引退される議員を含め多くの議員が質問に立つと予想されます。
さて、平成25年度は、大変くじ運のよい議員として一般質問に立たせて頂くことになりました。6月議会より4回連続、初日のトップバッターを予定しています。当に強運です。

 今回の一般質問は、以下の内容です。
1期目の集大成となります。
あらゆる世代に未来が輝くための市政についての質問
(1) 市長が描く幸福度とは何か
ア 市長の政治姿勢について
(ア) 12月議会における市長答弁「市民一人ひとりが幸せを感じられる、幸福度ナンバーワンの都市を目指す」ことについて、市長が描く幸福度とは何か。また、具体的に何を目指すのか。
(イ) 幸福度をどのように測るのか。
イ 第2次上田市総合基本計画策定について
(ア) 計画策定に着手するにあたり、基本的な考え方は何か。(将来像)
(イ) 幸福度に関する市民調査、指標、達成度を設定する考えはあるか。

(2) 乳幼児から成年にいたる発達障がい児(者)の支援について
ア 個別支援ノート(平成23年12月一般質問)について
(ア) ノート作成の進捗状況はどうか。
イ 成人にいたる課題について、市はどう考え、どのように対応するのか。

(3) 第2次上田市障害者基本計画案とぷれジョブについて
ア 答申された計画案をどのように考えるか
(ア) 「放課後等児童デイサービス」、「ぷれジョブ」などの教育、育成体制の整備による地域での暮らしの確保について、市の所感と課題は何か。
イ ぷれジョブについて
(ア) 2ヵ所から18ヵ所との答申に関して、市としてどのような支援を行うのか。
(イ) ぷれジョブを行っている団体や保護者等との連携を図る考えはどうか。
(ウ) サポーター育成、啓発活動に関する市の支援はどうか。

(4) 訪問福祉理容について
ア 上田市における訪問福祉理容の現状と課題について
(ア) 利用条件と利用実績から上田市は、訪問福祉理容をどう捉えているのか。
(イ) 他市と比較して見直す考えはないか。

(5) パーソナルサポートモデル事業について
ア 生活困窮者自立支援法制定に伴い平成27年度から福祉事務所を持つ自治体単位で事業が行われるが、上田市の対応はどうか。
イ 若者支援の必要性について上田市の考えはどうか。

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