現在、上田市議会の議会機能強化特別委員会では、議会基本条例制定に向けた調査研究をしています。
議会基本条例とは議会運営の基本を示すと共に議会改革に対する考え方を条例化するといってもよい議会に関する条例です。
上田市議会では、会派代表者会議、議会運営委員会、議会広報特別委員会そして議会機能強化特別委員会がそれぞれのテーマで議会改革に取り組んでいます。
私は、議会広報特別委員会、議会機能強化特別委員会に所属しているので、様々な先進市の事例を学ぶことや行政視察に伺うことができる機会を頂いています。
特に議会基本条例を制定した議会に視察をさせて頂くと、条例の文面では解らない実際の議会改革について各議会そして担当する議員の苦悩が良く分かります。
議会改革については議会基本条例を制定してから、実際の活動を行うケースと
いままで実施してきた議会改革を条例に取り入れ更に議会改革に取り組むケースがあるようです。
前者のケースについて、調査権、検査権、承認権など地方自治法では議員個人には権限がなく議会としての権限が定められています。それぞれ考え方が違う議員個人、所属している政党(無所属の方でも党籍を持つ議員もいる)、会派などで構成されている議会で意見集約し合意形成をしていく難しさ、4年毎の改選で議員の顔ぶれも変わることから、条例を定めてその条文を実行せざる、おえないようにしていこうということなのか、まず条例制定を先行すると、議会内で内容を深く精査することや合意形成があいまいなまま、条例で定めてしまった改革事項に議会が苦慮している場合もあるようです。
早稲田大学マニュフェスト研究会(リンク)や日経グローカル(リンク)などが発表する地方議会の改革度ランキングがあります。
早稲田大学マニュフェスト研究会のランキング付けは、議会事務局に調査アンケートを出し、制度や仕組みについて「あるのか」「やっているのか」について回答をしてもらうものです(記述は58の設問中5か所)。
調査設問項目は、以下の3項目に大別されます。
1.情報公開度・・議会や委員会中継、政務調査費・視察報告の住民公開度
2.住民参加度・・議会傍聴のしやすさ、議会報告会の開催や住民からの意見を受けいれるしくみ。
3.議会機能強化度・・主に議会基本条例の制定や議会、委員会でのIT化など。
研究会のホームページでは過去3年間の制度や仕組みがあるという議会改革度ランキングが掲載されています。
ここで、私は要望をしたい。これからの議会改革度は制度や仕組みが実際どのような成果となっているのか検証ができる調査をして頂きたい。
先進自治体の事例などを伺うと
・議会報告会の参加者人数は年を重ねるごとに減少している。
・議会基本条例や要綱などから制度は作ったが、まだ1度も実施していない。
・議会や委員会のインターネット中継を実施しているが、事業費をかけた割にはアクセス数が少ない。
など、議会改革の実際では大変苦慮していることを伺います。
また、逆に議会報告会において参加者を増やし、様々な年齢層の市民参加を実現している議会や制度を運用した実績で議会機能が強化したことや情報公開が進み市民の反応が多くなったなど、そのような取り組み事例を是非とも知りたいと思います。
実のある議会改革がこれからは問われます。
ただ、国会での議会改革よりも地方議会の改革の方が進んでいることは間違いないことです。
議会基本条例とは議会運営の基本を示すと共に議会改革に対する考え方を条例化するといってもよい議会に関する条例です。
上田市議会では、会派代表者会議、議会運営委員会、議会広報特別委員会そして議会機能強化特別委員会がそれぞれのテーマで議会改革に取り組んでいます。
私は、議会広報特別委員会、議会機能強化特別委員会に所属しているので、様々な先進市の事例を学ぶことや行政視察に伺うことができる機会を頂いています。
特に議会基本条例を制定した議会に視察をさせて頂くと、条例の文面では解らない実際の議会改革について各議会そして担当する議員の苦悩が良く分かります。
議会改革については議会基本条例を制定してから、実際の活動を行うケースと
いままで実施してきた議会改革を条例に取り入れ更に議会改革に取り組むケースがあるようです。
前者のケースについて、調査権、検査権、承認権など地方自治法では議員個人には権限がなく議会としての権限が定められています。それぞれ考え方が違う議員個人、所属している政党(無所属の方でも党籍を持つ議員もいる)、会派などで構成されている議会で意見集約し合意形成をしていく難しさ、4年毎の改選で議員の顔ぶれも変わることから、条例を定めてその条文を実行せざる、おえないようにしていこうということなのか、まず条例制定を先行すると、議会内で内容を深く精査することや合意形成があいまいなまま、条例で定めてしまった改革事項に議会が苦慮している場合もあるようです。
早稲田大学マニュフェスト研究会(リンク)や日経グローカル(リンク)などが発表する地方議会の改革度ランキングがあります。
早稲田大学マニュフェスト研究会のランキング付けは、議会事務局に調査アンケートを出し、制度や仕組みについて「あるのか」「やっているのか」について回答をしてもらうものです(記述は58の設問中5か所)。
調査設問項目は、以下の3項目に大別されます。
1.情報公開度・・議会や委員会中継、政務調査費・視察報告の住民公開度
2.住民参加度・・議会傍聴のしやすさ、議会報告会の開催や住民からの意見を受けいれるしくみ。
3.議会機能強化度・・主に議会基本条例の制定や議会、委員会でのIT化など。
研究会のホームページでは過去3年間の制度や仕組みがあるという議会改革度ランキングが掲載されています。
ここで、私は要望をしたい。これからの議会改革度は制度や仕組みが実際どのような成果となっているのか検証ができる調査をして頂きたい。
先進自治体の事例などを伺うと
・議会報告会の参加者人数は年を重ねるごとに減少している。
・議会基本条例や要綱などから制度は作ったが、まだ1度も実施していない。
・議会や委員会のインターネット中継を実施しているが、事業費をかけた割にはアクセス数が少ない。
など、議会改革の実際では大変苦慮していることを伺います。
また、逆に議会報告会において参加者を増やし、様々な年齢層の市民参加を実現している議会や制度を運用した実績で議会機能が強化したことや情報公開が進み市民の反応が多くなったなど、そのような取り組み事例を是非とも知りたいと思います。
実のある議会改革がこれからは問われます。
ただ、国会での議会改革よりも地方議会の改革の方が進んでいることは間違いないことです。