6月5日から上田市議会6月定例会が開会しました。
市長提案説明で気になった言葉は以下の通りです。
 ・地方創生応援税制として平成28年度税制改正において創設された「企業版ふるさと納税制度」につきましては、地方公共団体が実施している地方創生事業に対して寄附をした企業が、税制上の優遇措置を受けることができる制度であり、上田市では「~健幸実感~国民保養温泉地活性化プロジェクト」事業が国から認定されました。この事業は、鹿教湯温泉における源泉揚(よう)湯(とう)ポンプ等の整備を支援するものであり、ホームページ等を利用して応援していただける企業を広く募ってまいります。

 ・この4月に環境省が公表した平成27年度の「一般廃棄物処理事業実態調査」につきましては、長野県は1日1人当たりのごみ排出量が836グラムで2年連続全国最少となりましたが、上田市では県が目標としている「排出量800グラム以下」を下回る、786グラムという結果でありました。

 ・市では「24時間在宅ケアサービス推進モデル事業」の県内唯一のモデル自治体として県から決定を受け、今定例会に関連予算を計上いたしました。これは定期巡回・随時対応型サービスの地域展開を進めるとともに、既存の事業所が連携協力し、訪問看護、訪問介護等のサービスを組み合わせた仕組みを構築し、自宅で24時間必要なケアを受けて暮らし続けられる体制づくりを目指すものであります。県及び事業所と連携を図り、効果的なサービス提供のあり方を検証しながら、今後とも高齢者が住み慣れた地域で安心して生活ができる環境整備に取り組んでまいります。

 ・昭和30年代から40年代に建設された建物が今後改築需要を迎えることから、学校施設の適正配置について、望ましい教育環境と持続可能な行財政運営の視点から施設整備計画を策定する必要があります。
 このような教育内容というソフト的課題と、施設整備というハード的課題を審議いただくため、教育委員をはじめ、幼保小中高大の教育関係者、社会教育関係者で構成する「上田市小中学校のあり方研究懇話会」を今年度、教育委員会に設置してまいります。