10月10日、福井市で開催された全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会設立総会に参加しました。
福井県が呼びかけ食品ロス削減運動に賛同した全国44都道府県201市区町村(2016.10.10現在)のうち、主な地方自治体職員が参加しての総会となりました。
 全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会の活動は

1.情報共有・発信
◦参加自治体間で食品ロス削減の施策内容とノウハウを「施策バンク」として共有
◦食べきり、食材使い切りレシピをクックパッドで公開

2.全国共同キャンペーン(普及、連携および協働)
◦外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーン
◾12月~1月の忘新年会シーズンに「宴会5箇条」や「30・10運動」の普及を商工会議所等に要請
◾全国チェーンの飲食店に、小盛りサイズメニュー導入等を要請
◦家庭での「食材おいしく使い切り」の全国展開
◾全国のスーパーに使い切り食材販売(少量、ばら売り等)を自治体で要請
◾家庭の食材使い切り・水切りチェック行動等を各自治体で婦人会等の消費者団体や住民団体と連携して実施

今回、来賓として関連する官庁である環境省、農林水産省、消費者庁の担当官がそれぞれ挨拶をしたあと、パネルディスカッションのパネラーとしても参加、印象に残る話を伺いました。
 ①消費者庁からは、国は食品ロス削減に向け関連する省庁、上記以外に経済産業省(食品産業)、文部科学省(食育)、厚生労働省など省庁連絡会議をもった。
 ②環境省からは今国が食品ロス削減の動きを展開したのは公明党の予算要求から始まった。
 ③農林水産省からは、食品ロスについて地方自治体の担当部門は廃棄物部門だが、是非とも食品を担当する部門も加わってほしい。

 ③については、私も全く同じ考えです。
但し、食品を担当部する部門をもつ役所は、都道府県となると思われます。
 市町村ならば、農林部門(規格外農産物、6次産業)や商工部門(飲食店)も参加する必要があるのではないでしょうか。
 この全国ネットワークには大きな意味があります。
 総会時に3つの地方自治体の取り組み事例が発表されました。静岡県では飲食店で食べきり宣言をしたお客がその通り実行できた場合に『食べきり割』が適用される。このような事例は全国チェーン店で展開されることが期待されます。
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