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カテゴリ: 市議を目指す鳳雛へ

 学生時代、電車の中で読書に没頭して、よく降りる駅を乗り越してしまった作者に山本周五郎がいます。
浪人時代、受験勉強から逃げるために没頭して読みました。
 山本周五郎の作品は以前にも紹介いたしました。
若き時代に感動した作品「ながい坂」は、是非、地方の政治家を目指す方には読んでいただきたい。
 作品の一節
「人はときによって いつも自分の好むようには生きられない、ときには自分の望ましくないことにも全力を尽くさなければならないことがあるものだ」

 江戸時代、主人公は下級武士の生まれ、泥沼の中を生きる庶民。

作品の一節
「悪人と善人とに分けることができれば、そして或る人間たちのすることが、善であるか悪意から出たものであるかはっきりすれば、それに対処することはさしてむずかしくはない、だが人間は善と悪を同時に持っているものだ、善意だけの人間もないし、悪意だけの人間もない、人間は不道徳なことも考えると同時に神聖なことも考えることができる、そこにむずかしさとたのもしさがあるんだ」

 答えはひとつではないことを学びました。

 議員報酬についても数年前に触れました。
『上田市特別職の職員等の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例』にて
定められています。
 月額425,000円(期末手当=ボーナスにあたる6月1.85か月、12月2.0か月)
その他に議会本会議、委員会出席のための費用弁償(交通費ガソリン代距離1kmあたり数十円)
議会選出の土地開発公社理事の年額報酬 約2万円。

以下は、議員を専門に生活をしていく場合にかかる費用です。
これは当然、個人差があります。
特に、交際費等は様々な団体に加入している、呼ばれる方々にはもっと高くなる経費です。
総会等の飲食を伴う会議は、1会合あたり3000円~5000円(中には1万円以上のものもある)。
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 月額報酬から1か月にかかる経費を差し引いた約20万円弱が生活費となりますが、これでは家族がいる場合、大変厳しいので、期末手当報酬等から、税金を数回分まとめて支払う(国保は年9回、市県民税は年4回の支払い期日がある)など工夫が必要です。
 さらに、次回も選挙に立候補することを考えるのであれば、期末手当等から少しづつ積み立てをする必要があります。選挙費用にも個人差があります。
 
会社員とは違う「ない」こと。
1.議員を何年、何期やっても昇給などはありません。
2.退職金はありません。
3.議員年金は3年前に廃止となりました。国民年金だけです。

 地方交付税の減額により、地方公務員の給与が、期間限定ではありますが減額されることが7月の臨時議会で可決されました。同時に議員報酬の減額もされるケースがほとんどです。今回に限らず、様々な事由によって減額される場合があります「増える」ことよりも「減る」ことを想定してください。
 また、全国の市町村議会の状況は、定数削減、報酬カットということがいつも議論されます。

ですから、県や政令指定都市、県庁所在地などの議員報酬が月額60万円以上の議会の議員は別として、
自営業の方や第一線をリタイアされた方が立候補するケースが多いのは経済的な理由もあります。

 世帯主(性別を問わず)である、特に子どもなど扶養家族がいる働き盛りの方々が議員として活動を継続していくためには
できれば、配偶者やご家族に収入がある、働いて頂く。
自らアルバイトをする(議員活動に支障を来さない、例えば早朝の新聞配達や、時間に融通が利く仕事)ことは前もって考える必要があります。

 次回以降にも触れますが、議会のある時が議員の仕事ではありません。むしろ議会の会期がない時ほど、スケジュールは過密です。そのほか、市民相談や政党に所属していれば、その活動もあります。

 早いもので、平成22年3月の上田市議会議員選挙で当選をさせて頂き4年目となります。
これから市議会議員を目指す方の参考になるかどうかわかりませんが、新しい情報も交えて特集していきます。
 第1回は、本日16日締め切られる市民の皆様からのご意見を募集していた 上田市議会の議員定数についてです。3a5f920c.jpg


 本年6月定例会にて、議会において議員定数検討委員会(6会派の代表者が委員となる)が設置され、次回の選挙から適用される、上田市議会議員定数について検討が始まっています。
 議員定数は条例「上田市議会の議員の定数を定める条例」(平成21年10月1日施行)により現在31名の定数(現議員は欠員1名の30名)となっています。

 議員定数について
 全国的には
  人口減少、税金の無駄遣い等の理由により、削減していく傾向ですが、
  これ以上、定数減となると地域の代表が出せなくなる(特に平成の大合併をした旧町村)、
  自治体の牽制、監視役として機能するのか。という意見も根強くあります。
  
 過去2回の上田市議会議会報告会からも定数削減はしない方が良いというアンケートも毎回複数の方から頂いています。
 
 ただ、将来の人口減少等も考慮し、市民の皆さんの代表として、様々な世代、考えの方々が議員として議会に出られるようにと私は考えています。
 (むしろ、国会議員や都道府県議会議員の定数をまず減らすべきです)
 
 以下は参考資料(以前も紹介)
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 9月議会にて、議員定数の結論が出る見通しです。

 自分の職業を記入することがあります。
例えば、子どもが通う学校の書類など親の職業欄を記入する書類です。
 自分の職業について、果たして市議会議員と書いてよいのか、いつも悩みます。
今年の4月は、長野県内でも市町村議員選挙が多く行われ、新聞には選挙告示後、立候補者一覧が掲載されますが、そこには必ず候補者の職業欄があります。
 会社経営、自営、○○書士、農業、政党役員、市議会議員・・等々

ここで疑問が生まれます。それは、地方議員は身分が曖昧であることです。
 前回3年前に立候補させて頂いたときは、前月に会社を辞めていましたので立候補時の私の職業欄は「無職」でした。
 現在、議員として毎日朝から晩まで活動していますので、他に職業をもつことは不可能です。
 会社員とはなっていませんし、会社も起こしてはいません。農家でもなければ、士という国家資格もありません。
 市町村議員は非常勤の特別公務員なので職業とは認められない?
 よく政党役員と掲載されている候補者の方々(わが党の候補者は結構多い)は党から月給をもらっているのであればわかりますが、地方議員に月給を支給するほど裕福な政党ではありませんので、これも正しくありません。
 ただ、無職というのも違います。
 だったら政治家と記入すれば良いのかというと、これは自由業に近いし、収入源がわかりません。
もう1つの疑問は議員の収入についてです。
 多くの地方議員が月々の報酬(給与に相当)を議員歳費と言っていますが、
これは間違いです。
歳費と言えるのは国会議員の月給だけだからです。
歳費については以下により定められています。
『両議院の議員は、法律の定めるところにより、国庫から相当額の歳費を受ける』(憲法49条)
 「国会法」
 「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」
 「国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程」

 地方議員の月給に相当するのは議員報酬という名前です。
議員歳費などではありません。各地方自治体の条例で定められ、金額は別の第3者による特別職等報酬審議会により意見が述べられます。

 報酬は給与ではない。4年後、議員を続けている確証はないし、退職金も議員年金もないので担保がない。
だから、金融機関から融資は受けられない。自動車ローンも議員在任中に完済できるものは組めるが60回以上のローンは組めない。

 ということで、地方議員は社会的な制度からは職業として認められていないことを意味するのでしょうか。

 私の職業は、自営(政治家、議員)と書けば皆さんには、なんとなく分かって頂けるでしょうか?

 昨日、3月2日佐久市にて
政治評論家の森田実氏をお招きして公明党時局講演会が開催されました。

以下、主旨


 世界の歴史は、経済危機と愛国心から領土問題へ発展して、戦争への道を歩んでいった。

安倍自民党政権にあって連立を組む公明党がブレーキを踏む存在になっている。
現政権は2世、3世の若手議員が中心となっているが、対中国、韓国への強硬姿勢を主張する学者、評論家の影響を受けている。過去の歴史的な背景に対して認識不足である。
 1月末に、山口代表が中国で習国家主席と会談した内容は、大変な意味がある。
あくまでも「対話」を続けていくことが確認されたからだ。

 公明党国会議員の国会質問には政府は太刀打ちできない。
なぜならば材料(現場からの声)が豊富である。
それは地方議員が国会議員に挙げているからだ。

 親しい公明党の国会議員からいつも聞く
「公明党は地方議員の政党なんです」
国民目線と同じ高さの地方議員が支えている。

 多くの地方議員は上(県議や国会議員)に行きたいと思っている、
公明党の地方議員は、自らの役割(=使命)を自覚し、全うしようと全力で活動している。

 民主主義は数が1つの指標かもしれないが公明党議員の活動量は違う。

徳富蘆花の言葉『国家の実力は地方に存す』。



次はあなたの出番です!

政党や思想信条に関わらず市民と共に、国民と共に歩む政治家の出現に期待を込めて



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4月の佐久市、佐久穂町議選に挑戦する(左から内藤かつとし氏、わじま美和子市議、えもと信彦市議、岡部勝一町議)

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