『地域に貢献する地球市民』の気概を持って

#チャレンジ2030 近い未来へバトンを!安心・安全・ワクワク

2014年10月

 本日10月17日で、私も50歳となりました。多くの皆様にお祝いの言葉を頂き、感謝申し上げます。
皆様のおかげで、ようやく半世紀までたどり着けたと思っております。
50より、新たなスタートをきるために、最近、かつて大変、感銘を受けた本を再度、読み直しています。
二十一世紀への選択二十一世紀への選択
(2000/09/01)
マジッド テヘラニアン、池田 大作 他

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「二十一世紀への選択』の対談者マジッド・テヘラニアン博士は、平和学者であり、イラン出身のイスラム教徒です。
この書籍を30代半ばの時に、何度か読みその時に傍線を引いた言葉に、
「他人の不幸の上には、自分の幸福は築かない」
「現代社会が混迷を深めている最大の要因は、人間と人間を結ぶ理念が失われている・・社会に蔓延する自分中心のエゴイズムが、あらゆる形をとって分断のエネルギーとなる」
「文化は、その多様性によって人間性を豊かにする力を持つ一方で、人間の絆を分断する「差異」として働く側面を併せ持っている」
「一人の人間が身近な地域に根差した「郷土民」であり、同時に国家に属する「国民」であり、世界を人生の舞台とする「世界民」であるべき・・この三つの自覚を併せもつことが重要」
「「選択」とは、この未来を敢然と開く人間の意志の力を示した言葉・・どちらかといえばA、どちらかといえばBといったように、単にあれかこれかと思い迷うようなものでは決してない、あくまで、一人の人間の人格、全存在を賭けた、抜き差しならない決断でなければならない」
「「選択」とは・・人間が未来に対してなしうる、大いなる挑戦の異名・・、束縛を自覚しながら自由に最大に行使していく」
(二十一世紀への選択から抜粋)
 いま、『国家』の枠組みを超えた地域や民族、思想信条の枠組みの紛争や独立運動に、一方では自然環境・エネルギーやエボラ出血熱のような保健衛生、グローバル経済は地球規模の影響を及ぼします。
 その地域、国を象徴する政治は、白か黒か、対立軸を見出すことが原則のような「選択」により、『人間の絆を分断する「差異」として働く』ものであってはならない。
地域、民族や国に限らず、人間の絆を分断する強大なエネルギーであるエゴイズム。
「国家悪に流されない確固たる足場を「郷土」と「世界」の両方に見いだすことによって、地域にあっても、国際社会にあっても「良き隣人」「良き市民」として相互理解を深め、共存共栄していく」
 当に『地球市民』の気概を持つことを改めて決意するものです。

 広報うえだ10月1日号、信濃毎日新聞信州ワイド10月7日付けでも紹介がありました。
発達支援ノート『つなぐ:』が発行されました。
 「すべてのお子さんの健やかな成長を願い、ひとり一人の豊かな育ちを応援していきたいと考えています。そのために早期から繋(つな)がりのある支援ができるよう、生まれてから今までの成長の記録をひとつにまとめられる市独自の“つづり”を作成しました。(中略)保護者が保管(管理)し、その子の発達の状況や支援の内容、受診の状況などを保護者や関係機関が順次記録できるものです。ただし医療機関では診療の妨げにもなりますので、医師からの指示等は保護者が記録しましょう。
 これにより、今までにどのような支援を受け、またどのような経過で成長してきたのかが理解でき、適切な支援が継続して効果的に実施できることを望んでいます。何らかの支援が必要となった時に、その時の支援者などに今までの様子を知ってもらえるよう、
(1)母子手帳
(2)母子手帳の別冊
などを一番最初につづってください(ファスナー付きシート)」
上田市HPには紹介があります。
 乳幼児期から成人に至るまでの継続的な支援ツールです。 ノート発行まで、年代別の子どものお母さんに実際記入してもらい、モニタリング等を行ったと聞きました。
 尚、記録する用紙(フォーマット)は、上田市HPからもダウンロードができます。
 ケースバイケースですが、支援ノートは社会に出た時にも役立つように、本人が手元に置くことができようにとの願いもあります。
 お母さんご家族、そして本人と行政の橋渡しが出来ました。
しかし、これはスタートです。
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詳しくは、リンク 上田市ホームページ平成26年度に支援ノート「つなぐ」が出来ました!

 先に開催されたスポーツ振興議員連盟研修会において、上田市体育施設について現地視察を行いました。
また、9月議会一般質問、総務文教委員平成25年度決算審査においても、体育施設老朽化に関する質疑がありました。
 下図は、『平成26年度上田市の教育』から体育施設の築年数をまとめてみました。
図1は、グランド等を含めた体育施設全般90か所の築年数です。4891bbe5.jpg

 最も古い体育施設は、昭和3年竣工の上田城跡公園陸上競技場・野球場・テニスコート東側です。
築20年以上が約80%、30年以上が約56%を占めています。
図2は、体育施設の中で建物21か所の築年数。
2014年体育施設築年数グラフ
 この21棟(か所)の体育施設建物の耐震診断実施状況は平成25年度2か所(上田城跡体育館及び第2体育館)、今年度は自然運動公園室内多目的運動場1か所で実施。平成25年度の2か所の診断結果は要補強です。
 また、ご覧のとおり、築30年以上が約半分を占めている状況です。
写真はスポーツ振興議員連盟研修会において、城跡公園周辺の体育施設と9月補正予算で駐車場に計画されるプール等。
上田城跡公園体育館は築44年
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城跡公園第2体育は築34年
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分室ボクシング場は築62
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城跡公園野球場は昭和3年竣工
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同じく陸上競技場(第4種公認)も昭和3年竣工
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NHK大河ドラマ関連事業で駐車場となる子ども用プール(築45年)、その先の50mプール(築60年)、青少年ホーム
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 上田市では、今年度を目途に公共施設白書を作成するとしています。
また、『平成25年度上田市教育行政に係る事務の点検及び評価報告書』のスポーツ施設整備事業(総合評価C)において、
①関係団体等の意見を踏まえ、将来的な施設整備基本構想を策定します。
②当面必要となる施設整備の修繕改修計画を策定し、計画的に整備を進めます。
との今後の方針を示し、9月議会一般質問では今年度を目途に施設整備基本構想を示したいとの答弁がありました。
また、委員会審議において、私からも全庁全部門が取りまとめる公共施設白書の作成と教育委員会が示す施設基本構想の整合性について質問をしました。施設基本構想も全庁的な取り組みの1つとの答えでした。
 これから本格的に策定が進められる第2次上田市総合計画と全庁的な公共施設マネジメント、とりわけ老朽化が著しい体育施設。
 私は常々、訴えている上田市公共施設の全体像(①老朽化②維持管理費と利用頻度③今後の建て替え、修繕費等の費用④地域ごとの人口構成等、税収、事業の見込み)を市民の皆様に示すべきではないか。
 上田市これからの10年の計は大変重要です。

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