『地域に貢献する地球市民』の気概を持って

#チャレンジ2030 近い未来へバトンを!安心・安全・ワクワク

2013年08月

 議員報酬についても数年前に触れました。
『上田市特別職の職員等の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例』にて
定められています。
 月額425,000円(期末手当=ボーナスにあたる6月1.85か月、12月2.0か月)
その他に議会本会議、委員会出席のための費用弁償(交通費ガソリン代距離1kmあたり数十円)
議会選出の土地開発公社理事の年額報酬 約2万円。

以下は、議員を専門に生活をしていく場合にかかる費用です。
これは当然、個人差があります。
特に、交際費等は様々な団体に加入している、呼ばれる方々にはもっと高くなる経費です。
総会等の飲食を伴う会議は、1会合あたり3000円~5000円(中には1万円以上のものもある)。
7f9d42db.jpg

 月額報酬から1か月にかかる経費を差し引いた約20万円弱が生活費となりますが、これでは家族がいる場合、大変厳しいので、期末手当報酬等から、税金を数回分まとめて支払う(国保は年9回、市県民税は年4回の支払い期日がある)など工夫が必要です。
 さらに、次回も選挙に立候補することを考えるのであれば、期末手当等から少しづつ積み立てをする必要があります。選挙費用にも個人差があります。
 
会社員とは違う「ない」こと。
1.議員を何年、何期やっても昇給などはありません。
2.退職金はありません。
3.議員年金は3年前に廃止となりました。国民年金だけです。

 地方交付税の減額により、地方公務員の給与が、期間限定ではありますが減額されることが7月の臨時議会で可決されました。同時に議員報酬の減額もされるケースがほとんどです。今回に限らず、様々な事由によって減額される場合があります「増える」ことよりも「減る」ことを想定してください。
 また、全国の市町村議会の状況は、定数削減、報酬カットということがいつも議論されます。

ですから、県や政令指定都市、県庁所在地などの議員報酬が月額60万円以上の議会の議員は別として、
自営業の方や第一線をリタイアされた方が立候補するケースが多いのは経済的な理由もあります。

 世帯主(性別を問わず)である、特に子どもなど扶養家族がいる働き盛りの方々が議員として活動を継続していくためには
できれば、配偶者やご家族に収入がある、働いて頂く。
自らアルバイトをする(議員活動に支障を来さない、例えば早朝の新聞配達や、時間に融通が利く仕事)ことは前もって考える必要があります。

 次回以降にも触れますが、議会のある時が議員の仕事ではありません。むしろ議会の会期がない時ほど、スケジュールは過密です。そのほか、市民相談や政党に所属していれば、その活動もあります。

 早いもので、平成22年3月の上田市議会議員選挙で当選をさせて頂き4年目となります。
これから市議会議員を目指す方の参考になるかどうかわかりませんが、新しい情報も交えて特集していきます。
 第1回は、本日16日締め切られる市民の皆様からのご意見を募集していた 上田市議会の議員定数についてです。3a5f920c.jpg


 本年6月定例会にて、議会において議員定数検討委員会(6会派の代表者が委員となる)が設置され、次回の選挙から適用される、上田市議会議員定数について検討が始まっています。
 議員定数は条例「上田市議会の議員の定数を定める条例」(平成21年10月1日施行)により現在31名の定数(現議員は欠員1名の30名)となっています。

 議員定数について
 全国的には
  人口減少、税金の無駄遣い等の理由により、削減していく傾向ですが、
  これ以上、定数減となると地域の代表が出せなくなる(特に平成の大合併をした旧町村)、
  自治体の牽制、監視役として機能するのか。という意見も根強くあります。
  
 過去2回の上田市議会議会報告会からも定数削減はしない方が良いというアンケートも毎回複数の方から頂いています。
 
 ただ、将来の人口減少等も考慮し、市民の皆さんの代表として、様々な世代、考えの方々が議員として議会に出られるようにと私は考えています。
 (むしろ、国会議員や都道府県議会議員の定数をまず減らすべきです)
 
 以下は参考資料(以前も紹介)
datte_01.jpg
 datte_20121002150617.jpg

 9月議会にて、議員定数の結論が出る見通しです。

 04488f6b.jpg

先日、BCリーグ(北信越プロ野球リーグ)信濃グランセローズの岡本監督、
グラセローズを運営する株式会社長野県民球団の代表取締役三沢今朝冶氏の講演を聞きました。
 大変、勉強になりました。
 平成18年に設立した信濃グランセローズには、長野県81全市町村の首長を後援会長とする後援会組織があり、当初、選手も長野県出身者や長野県の学校を出た選手が半数以上を占めていた。
 球団の掲げる方針
 優勝、育成、地域貢献
 は現在もしっかり実践されています。
7c36c261.jpg

 岡本監督は、育成しながら(BCリーグは日本プロ野球12球団に選出を輩出するための人材育成の場でもある)勝つことの難しさを語る反面、勝利そして人材育成するためのチーム作りに確信をもっていました。
 勝利の価値観を共有する、チームの勝利に向かって自分の力を発揮する。
 主体性をもつ。
 選手の環境を整える(人間関係)

 監督、コーチの仕事は野球の技術を教えることではない、結果を出すこと。
 そしてミスをした選手を責めるのではなく、監督、コーチがミスを受け入れること
 岡本監督は球団社長三沢氏との思い出も語っていました。
bf32afb8.jpg

 三沢氏は、かつて日本ハムファイターズのフロントを長く経験、現役時代から日ハム一筋であり、選手の発掘、育成は現在の強い日本ハム(今年は弱い)を作った礎であることは、私もかつて聞いたことがありました。
 三沢氏が日本ハムの取締役になった時から改革が始まった。
 まずは、現状を改革するための仲間を集め、勉強させ、価値観=プラン、ビジョンを教えた。
 チームの力で成績を残すことが自身を高めること。
f1d53420.jpg


 これはプロの世界=企業も政治家も同じではないでしょうか。
 個人の技術や成績を高める目的は何か?

 これから先の地域、国に対するビジョン=多くの皆さんと共に歩んでいるのか?
 
 触発されるとともに、監督と社長の息が合っていました。

 これからの信濃グランセローズに期待し、応援をしていきます。

↑このページのトップヘ