『地域に貢献する地球市民』の気概を持って

#チャレンジ2030 近い未来へバトンを!安心・安全・ワクワク

2011年03月

 本日3月28日、昨年同日の市議会議員選挙にて初当選、上田市議会議員となり1年を迎えました。
活動当初から『安心・安全な市民生活の実現』を目指してきました。この思いは今後も変わることはありません。また、政治家として一流になることは、人として当たり前のことが当たり前にできるようになることと決意をしています。松下幸之助のことば「すなおなこころ」は、私の指標であり、単なる標語ではありません。松下幸之助が経験した人の生き方の本質であり、政治家にとっては最も大切なことと思っています。
 政治家と記したのは、以前にも書きました議員は『社会の対立や利害を調整していく役割』を担っている。
これからの時代は、どちらかの対立軸に立ち続けることではありません。必死に生活している方々に立った行動をすることが第一だからです。

 選挙は、ある意味では人気投票かもしれません。しかし、うわべだけの人気よりも揺るがない信頼は、政治家として、また議員を目指す者、議員を続ける者にとって日々、地道に築いていく事であると確信しています。
 
 とかく、地方議員にも、特権神話(議員は議会の時だけの仕事である、恩給=3期議員をすると議員年金がもらえる?、※費用弁償における日当は1日あたり交通費以上の会議費が出る、市営住宅を世話できる等々)が語られています。地方議員は選挙の時は注目されるが、当選後4年間の行動があまり知られていないことや、議員も情報公開を積極的に行ってこなかったことも原因なのかもしれません。

 今回の東日本大震災で、自宅が流され、家族親戚が未だ行方がわからない状況でも、懸命に被災された方々のために働く地方議員の姿があります。
 もしも、地方議員の特権が何かと言えば、市民のために真剣に考え、そして行動できる機会をより多く与えられていることではないでしょうか。

 私は、政党所属の地方議員です。
何れ時が来れば、私の後に議員となる方が出ることでしょう。その時、いままでの活動に誇りをもって歓んで後輩に託せる議員でありたい。後輩に道を拓ける議員になりたい。

 これから10年、全国の地方議会のあり方は一変することでしょう。

町村議会を中心に、議員のなり手が不足し、定数割れから議員ボランティア制となるかもしれません。また、ある程度の市議会でも、女性議員が定数の過半数を超える状況になるかもしれません。議員報酬を思いっきり下げたことで、30代~40代の議員を排出するために議員の仕事を限定したり、会社員議員のための夜間議会や休日議会(しかしかえって職員の時間外手当がかさむかもしれません)が開催されたりするかもしれません。

 本日、近くの市の先輩議員がこんなことを語ってくれました「一日一日、今日を最後と思って、全力で議員活動をしている」

 日々成長していきたい。
 3月28日を迎えて私の決意です。

 いよいよ統一地方選が始まります。新人(立候補予定者)の皆さん、自ら選んだ苦難の道は、自らが成長できる王道です。どうか使命の道を突き進んでください。

 追伸、上田市議会三月定例会が3月16日閉会しました。閉会最終日、議会改革を行うための『議会機能強化特別委員会』が議員15名で設置されました。私も特別委員会の委員の一人として、しっかり議会改革に取り組んでまいります。

※上田市議会の費用弁償について
 本年3月までは、自宅から議場のある市役所までの距離に応じて、公共交通機関を利用した場合の往復金額×議会、委員会出席日数でした。
 本年4月からは、自宅から市役所までの距離に応じて、1km37円×往復となります。
 私の場合
 本年3月まで、費用弁償1日910円
 本年4月から 費用弁償1日8km×37円×2=592円
 会議に出るたびの別途会議費はありません。
 また、議会中の昼食代は、会派ごと自らの議員報酬積立から支払います。
わが会派ではいつもお弁当屋さんの1食270円弁当を愛用しています。

 3月24日(木)公明党長野県本部(太田まさたか県議、牛山好子県議、清水じゅんこ党県女性局次長、中川ひろまさ党県青年局次長)は、県庁において、阿部守一知事と直接会い『東日本大震災に対する県の対応について緊急要望』を手渡しました。
 以下、全文です。


                                      平成23年3月24日
長野県知事 阿部 守一 様

                                       公明党長野県本部
                                       代表 太田 昌孝

  東日本大震災に対する県の対応について緊急要望

 今回の東日本大震災で犠牲になられた多くの皆さまのご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに対しまして、心からお見舞い申し上げます。
今回の地震発生にあわせて、県においては速やかに「東北地方太平洋沖地震 長野県災害対策支援本部」を設置して、必要な情報収集とともに、被災地への支援、更に長野県への影響について取り組んでいただいていることに敬意を表します。
このたびの大災害に対して、被災者の救援のため今すぐ行わなければならない応急対策と、今後被災地の復興のため必要になる復旧計画、さらに長野県においては今後の大規模地震に備えるための予防計画の策定が必要と思われます。そしてこれらの対策を時期を逸することなく着実に実行することが、結果として早期復旧につながるものと考えます。
そうした中で、いま現在進めていただいております応急対策における、長野県内にとっての喫緊の課題及び今回の大震災を踏まえての今後の長野県の予防対策につき、公明党として全議員が地域を訪問する中にあって聞き取って参りましたので、緊急要望いたします。どうか長野県への影響対策として御検討いただきますようお願い申し上げます。

1、 中小・零細企業においては年度末の資金繰りが大変厳しくなってきていることから、県の制度資金の大幅な緩和策を講じるとともに、現下の状況に鑑み融資のスピーディーな実施に努めること。

2、 金融機関に対し、借入金返済の猶予期間の設定や利子の低減などを認めるなど柔軟な対応を取るよう働きかけること。

3、 観光産業については甚大な被害を被っていることから、緊急の支援策を講じること。

4、 建設資材等の需給状況を調査し、適切な対応を取ること。

5、 石油関係の供給不足に対して、手術等の医療関係の重油など命に関する施設供給を優先し、確保を図ること。
6、 農産物の放射性物質の検査により、放射性物質が新たに検出された場合には、被害を受けた生産者及び関係業者に対し、国に万全な補償等を求めるなど、適切な対応を取ること。

7、 被災された方々の受け入れに際し、被災地の小中学生に対する支援策を検討すること。

8、 地域防災計画における、被害想定の基礎資料となる「県地震対策基礎調査」から既に10年が経過していることから、今回の震災も踏まえて新たな調査を実施し、実効性ある予防計画を策定すること。

9、 原子力発電所等の被災による、長野県内の被害想定を地域防災計画に盛り込むこと。

 東日本大震災に、東北・関東など公明チーム3000の地元県・市町村会議員は率先して、自宅が流される中でも被災地・現地の第一線で活動を行っています。また、公明党の国会議員は「対応に戸惑う」政府に対して、より早く手を打ち、国会議員になる前の経験(NGOでの活動経験、戦乱後の国の経済復興、環境問題の研究等々)をフルに発揮しています。公明チーム3000は、単なる議員の総数のネーミングではないこと、各議員がそれぞれの地域や分野で、互いに力を発揮していることを一地方議員である私がまず認識を改めました。
 地方から国へのネットワークがいままでの公明党議員の考え方ですが、それだけではありません。
 国の対応についても、地方議員が地元で出来ることに即行動する。
 より早い対応については、公明党ホームページ『東日本大震災 寄せられた要望・提案その対応』を是非、参照願います。
 http://www.komei.or.jp/request.html

 このような対応は、公明党議員以外の方々も必死で行っていることでしょう。
 党派を超えて、民主党国会議員の皆さんにもこのような対応を期待しています。

 党派や会派、政治的な信条に関わりなく
「議員である前に一人の人間として、自らの能力を精一杯出し切っていきたい」と思うのは私だけではないはずです。私の能力は微力かもしれません。でも、多くの皆様の智恵と協力は大きな支えです。

 先日は、地元保育園の卒園式に出席をしました。
卒園児たちは、一人ずつ、卒園証書を園長先生から手渡された後、将来の夢を大きな声で伝えます。
「おおきくなったら消防士になりたい」
「おおきくなったら看護士さんになりたい」。

 この3月28日で議員として活動をさせて頂き1年となります。
 いつの日にか、こどもたちから
「おおきくなったら市議会議員になりたい」と思ってもらえるように。

 昨日3月19日は2回各1時間ずつでしたが震災被災者救援募金を行いました。
12:30~13:30は上田駅街頭
募金は日本赤十字社へ送ります。
主催:長野県東日本大震災被災者救援の会
(共催:公明党長野県本部東信総支部)
15:30~16:30は、上田市塩田地区のAコープ、やおふく、ツルヤのスーパー各店で、
塩田地区自治会連合会、社会福祉協議会塩田支部と地区在住の5人の市議でそれぞれ行いました。
募金は社会福祉協議会へ送られます。

 多くの方々が募金に協力をして頂きました。特に上田駅街頭では、中学生・高校生と見られる若者が募金に協力をしてくれました。ここに感謝申し上げます。

 今回の募金について、皆様の強い善意を感じています。
だからこそ、募金に際して、
この募金活動の主催は何処が行っているのか?
募金は何処へ送られるのか?確認して頂くこともお勧めします。

追伸 明日、3月21日(月)12:30~13:30 上田駅前街頭にて募金活動を行います。
    主催 長野県東日本大震災被災者救援の会 

 本日、3月18日午前11時に母袋創一上田市長に緊急要望書を提出いたしました。
以下、内容

                                 平成23年3月18日
上田市長 母袋創一様
                                   公明党上田市議団
                                      堀 善三郎
                                      池上喜美子
                                      滝沢 清茂
                                      半田 大介

                 緊 急 要 望 書 

このたび発生した東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震につきまして、被災された方々に対して、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を願うものであります。上田市におきましては、緊急消防援助隊・長野県隊として、上田広域消防本部などが現地へ出動されたこと、給水車、保健師の派遣を予定していること、また上田市として義援金の募金窓口を設置されたことに対して、敬意を表します。 
 公明党上田市議団として、今回の震災に関して早急な対応をして頂きますよう、以下の通り緊急要望書を提出いたします。

                         記  
 ・必要な人的・物的支援について、迅速及び適切な現地への支援体制と支援物資輸送の実施


・被災された方々に対して、上田市への一時避難のための住居提供を促進すること


・上田市民及び市内の一人暮らしの高齢者、障がい者など、要援護者への震災、原発事故等に関する不安への心のケアと地域支援体制の確立


・上田市として、正確な公式情報を発信して、デマ情報や買い占めや便乗値上げについて注意喚起に努める


・中小企業資金繰りの救済措置について、被災による影響を受ける関連事業者への融資等支援相談窓口の開設


・災害時、迅速に対応する初動マニュアルの再構築を行う
             
                                       以 上 

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