10月8日~9日は長野市にて、第77回全国都市問題会議が開催されました。
全国から市長、地方議員が2200人以上参加した大きなコンベンションでした。
 登山家の田部井淳子さんの基調講演を皮切りに、2日間にわたり様々な報告がありました。
 
 以下、印象に残った報告から

1.長野市長 加藤久雄氏
市民が幸せになるお手伝いをするのが市職員の役目
全職員はきちんと挨拶をしよう・・・市政100年以上がたっても挨拶ができなかったことが、1日で変わる。マスコミを呼び、今日から全職員が挨拶をすることを宣言し取材をさせた。

2.立教大学観光学部兼任講師
 観光地域づくりプラットフォーム推進機構会長 清水愼一氏
目指すべきは「観光地づくり」ではない、「観光地域づくり」
観光地域づくりとは、地域外の人々との観光交流(交流人口、滞在時間、消費金額)からの効果(地元産業発展、誇り、生きがい)を地域のあるべき姿にしていく。
観光は観光施設だけではない、まちをゆかたにする。
 五感で味わうまち歩きが今の観光スタイル。
ゆるキャラ、B級グルメは限界がくる
インバウンドは爆買から、次回は日本らしいところに行きたい。
→インバウンドにより日本のよさを再発見
→外国人がよいと言うと、日本の偉い人は認める。

そして、清水氏の講演で何よりも気になった言葉が「住んでよし、訪れてよし」 
この言葉は、平成28年度4月から始まる、上田市第2次総合計画での将来都市像のキャッチフレーズ「住んでよし 訪れてよし 子どもすくすく幸せ実感 うえだ」 と同じだった点でした。

3.地域再生プランナー 久繁哲之介氏
連携について
 民・民はうまくいく・・・民間がやっていることに応援や賛同者がつく。
 官・民はうまくいかない・・・まずスローガンを決める、関係者を一同に招集する、総論は賛成、各論(利害)は対立する、決まらない。
 官・官はもっとうまくいかない