9月7日より一般質問が行われます。私は今回、長野大学公立大学法人化に関して質問を行います。主な質問内容は以下のとおりです。

 1.公立大学法人化に向けた準備・計画
 平成29年4月に公立大学法人化を目指すことについて
・これからの検討課題
・市が大学の維持、改革に関与していくとの発言について
・今後のスケジュールについて

 2.長野大学の公立大学法人化を「是」とした検討委員会の報告書に対する市の見解
・検討委員会が大学、上田市に提出した5つの課題は公立大学法人化するための条件なのか
・検討委員会が行ってきた議論が、当初から感情的で、冷静さにかけていたように見受けられる。
  検討委員会ではどのような議論がされたのか、客観的な資料・データに基づく議論がなされたのか、
そして5つの課題はどのような議論を経て出されたものなのか

 3.検討委員会が提出した課題について上田市はどう評価しているのか
・大学に対し「学生の就職率の向上に努めること」とあるが、これは正確な評価なのか

 4.検討委員会の提出した課題の矛盾
 地域で評価される大学になるには、新しい学部、学科及び大学院の設置を念頭においた大学改革を求めています。その一方で、大学に対して経費削減、授業料は国立大学並に低減すること、上田市側には、市からの運営交付金は算定した基準財政需要額を超えない支援とすることを示し、財政負担を抑制しています。
・新しい学部学科及び大学院の設置にはどの程度、資金が必要と試算しているのか
・設置に対する財政面の根拠はどのように考えるのか
・地元企業に選ばれる学部学科または大学生の根拠は何か。
・これからの少子化時代において学生が企業を選んでいることの視点に欠けている点をどう思っているのか。
・大卒等の求人については、今後は地元企業、産業の動向を更に研究していくべきでは

 5.長野大学に対する評価
・いままで長野大学及び学生そして卒業生が地域に果たしてきた貢献度をどう評価してるか
・(一年先送りされたことで)今年の受験生、保護者等への影響をどのように考えているのか
・今後の公立大学法人化へ向けた市民や地域への説明責任は

 6.公立大学法人化が地方創生の取り組みだけではなく、将来の若者のための議論となっているのか
・上田市が主張する「魅力ある大学」とは何か
・大学が提案している、地域の課題解決プログラム、地域で人材育成を実施していく『地域づくり総合推進センター』の設置について
・大学を産官学そして地域や市民が活用できる場として議論が進められるよう、大学、上田市以外の第3者議論が必要ではないか
・私たちの公立大学法人化の議論は、当事者である受験生、生徒を含む将来の若者そして保護者を無視した議論となっていないか、これからを担う若者たちのための議論を行うべきではないか