12月議会に行う予定の質問は一見関連性がないように思えますが、『行政情報』のあり方を問う内容です。
情報は生き物であり、行政は安全・安心な市民生活を確保できるように、将来のまちづくりに活かせるよう、より効果的な活用のあり方が求められます。
 ■もう『〇十年に一度の災害』といういい方は適当でないかもしれません『災害は、いつおこるか分からない』だからこそ、準備や訓練が必要であること。情報が人の命を左右することもあることを再認識したい。
 ■公共施設マネジメント白書については昨年9月以来2度目の質問となります。
公共施設の管理状況をそれぞれ作成する白書の目的は、益々老朽化する施設の現状の管理ではありません。このデータがこの先の人口減少や財政圧縮、地域内分権など将来のまちづくりの基礎データとなります。早く基礎データを揃え、老朽化した公共施設を今後、どのように計画し、地域の合意形成を得ていくか、作成後の方が、はるかに時間を費やさなければならないと想定されることから、どのような視点で白書を取りまとめていくか?各市町村の課題が見える白書策定が必要となってきます。
 ■福井県鯖江市をはじめとするオープンデータの取り組みは、全国で注目されています。行政情報の民間活用の促進は非常に重要なことですが、もう一つ、オープンデータを介して行政と市民が双方向の情報交換を可能にしていくことが期待されます(この点、上田市はかなり遅れています)。


主な質問内容です。
1.災害時の情報と対応
(1) 災害時の対応について上田市と長野県との連携について現状と課題は何か
 ・9月の台風18号による通行止め情報等について県から情報が遅れたことから防災対応について定期的な県や関係機関との連絡会議等、連携を図る機会を増やすことへの市の考え方はどうか
・災害時、幹線道路が寸断された場合の対応(情報発信、う回路等の想定など)と訓練について
(2)災害情報と自主避難の考え方、自主防災のあり方
・自主避難に関する市の考え方と啓発活動を推進すべきと考えるがどうか
・自主防災組織等、地域の防災活動に関する人材育成及び研修会、講習会の充実を図ることについて市の考えはどうか
・市民の命を守る、市民、自らの命を守ることについて市は更に推進すべきと考えるが市長の考えはどうか
  
2. 公共施設マネジメント白書と設備管理台帳システム
(1)白書作成の進捗状況と公共施設のこれからを検討するための専門部門または担当課の設置についてはどうか
(2)施設設備(故障する前に補修し長寿命化を図るなど)管理台帳の作成等はどうか
(3)老朽化または耐震に課題のある公共施設について補修、建て直し、再配置、財政的な計画に、早期に取り組まなければならないと考えるが、市長はどう受け止めて、考えているか

3.オープンデータ
(1)市のオープンデータに対する(公開等)考え方はどうか
(2)民間活用について効果とどのようなデータが公開できるのか
(3)今後、公開することを含め取り組む考えはどうか