昨日4月13日、長野大学において、よつ葉の会(長野県LD等発達障害児・者親の会)主催で、梅永雄二氏(宇都宮大学)の講演『発達障害のある人の就労』があり、伺いました。
 スキル(生活習慣や訓練で身につけるもの)には3つある。
1つはハードスキル(仕事そのものの能力)
2つめはソフトスキル(仕事以外の能力)
3つはライフスキル(日常的な行動)。

 3つのライフスキルは対人関係の能力ではない、生活リズムそして自分に出来ないことは手伝ってもらうこと。

 いままで、ソーシャルスキルについて
その場の雰囲気がわかる。
自分の言動を、相手がどう受け止めるか想像する。
自分の考えを、うまく相手に伝える。
 これはすべて自閉症の逆を言っている。このようなソーシャルスキルには限界がある。
 ADS(自閉症スペクトラム)の人に対人関係スキルだけを強要しない。
 人に頼るスキルも場合によっては必要。

 発達障害をもつ方々を多く雇用している会社の事例がいくつか紹介されました。
その方の能力が最大限に発揮される工夫。
対人関係が難しい方ならば、あえて対人関係の少ない部署や仕事についてもらい、仕事の能力を最大限発揮してもらう。
正確性にこだわる方ならば、ノギスで厳密に計測する仕事の担当になってもらう。
 企業も現場の構造を変えれば、社員の能力が発揮され、生産性も上がる。


講師が投げかけた
『自立とはなんでも一人でできることか?』この言葉は印象的でした。
 本人にニーズと適切なサポート、何かあったら相談できる場所(人)。
これは、発達障害をもつ方の就労の問題に限らず、
少子高齢化の地域にあっては必要です。また、理解をもっと広げなければなりません。


 ところで、組織は生き物です。
一人一人が、総合的な能力を身につけ、出来るだけ同じように力を発揮していくことと
 まず、人はすべて違う。その人の持っている能力を十分発揮できること。
前者を求める組織が多い中で、これからの時代は後者を進めていくことが、きらりと輝く組織になれるのではないか。
 すべてはそのトップにたつ方々の柔軟性にあります。