ユニクロなどを展開するファーストリテーリンググループは、2013年度新卒採用を「全世界オープン採用」としました。 
 新卒・中途、経験の壁がない。
 大学1年生から応募できる(採用は卒業後)。
 国籍も国境の壁もない。
 そして通年採用。
 さらに入社前から就業体験プログラムや経営者育成研修に参加できる。
議論は様々にあると思いますが、ユニクロは当に採用活動においても斬新です。
 リンク ユニクロ 新卒募集2013年




 本年10月、公明党青年委員会では全国1073名の就職活動を行った学生、
採用を行っている(いた)企業1148社、そして職業訓練経験者561人にアンケート調査を行いました。
 過去の例がないほどたくさんの方に回答を頂きました。
 そして、12月17日党青年委員会(委員長 谷合正明参議院議員)では、アンケート結果、浮彫になった
若年雇用問題に関する「3つのミスマッチ」の打開について提言が行われ、若年雇用戦略に関わる内閣府の国家戦略担当の副大臣に申入れが行われました。
 「3つのミスマッチの打開」とは
1.学生と中小企業とのミスマッチを打開
2.職業訓練と訓練生とのミスマッチを打開
3.職業訓練と中小企業とのミスマッチを打開です。

各打開策の注目点は、
1.学生と中小企業とのミスマッチ(全6項目)
(1)情報のミスマッチについて・・多くの中小企業がハローワークを通じ求人する一方で、学生はリクナビなど就職支援サイトを多用している。ハローワークと就職支援サイトの連携強化を図ることや、中小企業の魅力が学生側により直接的に伝わるよう、ハローワークの求人票の内容改善を含め、ハローワークにおける中小企業に関する情報提供体制の充実・強化を進めること。
(2)就職活動の開始時期を大学3年生3月以降(短期大学の場合は大学1年生3月以降)とすること。
(3)早期離職率が高いことから、地域の中小企業団体が協力して、新入社員への基礎的な職業訓練・能力開発を一体的に実施など、中小企業への定着支援の充実を図ること。が挙げられます。

2.職業訓練と訓練生とのミスマッチ(全5項目)
(1)求職者支援制度で、職業への移行が困難な若者の利用機会が奪われないよう適切な運営をすること。
(2)職業訓練学校施設の環境改善(耐震化や老朽化対策)や訓練用情報機器や資材等の充実。

3.職業訓練と中小企業とのミスマッチ(全4項目)
(1)職業訓練は、地域の求人に見合った内容、適正な期間となるよう改善する。企業の求人情報と同時に、その仕事に必要な能力を得るために有効な職業訓練内容の情報提供を行うこと。

などなどが提言されています。
 常々訴えていることは、学生の皆様へ「企業規模の大・中・小では、将来は決まりません。是非、
自らの人生を選ぶ判断力を身に着けていただきたい(いつの頃か、言葉づかいに続き、リクルートスーツまでも全員同じ色になってしまいました)」。
 小学生(長野県では幼稚園・保育園からを検討しているようです)から、
あこがれの職業を描けるように、ものづくりの楽しさ、職人さんや地元企業の魅力を伝えるキャリア教育を充実させたい(高卒者の入社後の離職率は60%近くにも上る現状)。